コラム / Column

フライトアテンダントから秘書へ

コロナ禍になり、航空業界が業績不審に見舞われ、

フライトアテンダントの仕事が減少しました。

 

そのため、フライトアテンダントから秘書職へ

キャリアチェンジする人が増えています。

 

よく皆さんに、こんな質問をします。

 

「フライトアテンダント」と「秘書」の仕事の違いは、何ですか?

 

なぜなら、

秘書とフライトアテンダントの仕事は、

一見似ている職業だと思われがちですが、

似て非なるものだからです。

 

サービス産業の中のホスピタリティ産業という枠組みの中で考えると、

同じカテゴリーに入ることは言うまでもありません。

 

この2年間、フライトアテンダントとして働いてきた方に対して

新人秘書研修を実施することが多くありましたが、

どうしてもぶつかってしまう「壁」があることが

あらためてわかりました。

 

その「壁」は、

その人ひとりひとりの気質や性格やパーソナリティに

関係するものではありません。

 

一人前の立派なフライトアテンダントになるまでに培われてきたことが、

秘書として働く上で「壁」になってしまうんですね。

 

さて、その「壁」とは、どんなものだと思いますか?

 

飛行機というある種特殊な空間にて

フライトアテンダントとして働く上で

何を最も大事にすることが求められてきたのか、

それによって、どのような教育がなされてきたのか。

 

それがヒントになります。

 

何かしっくりいかない・・・

もっと上手に補佐したくてもうまく補佐できない・・・

役員との距離のとり方がイマイチで信頼されていないような気がして・・・

 

と悩んでいた役員秘書1年目の新人秘書の方が、

フライトアテンダントとして働いていた時の思考のクセに気づき、

「秘書思考」を持たずに役員秘書として働いていたことが原因である

ことに気づきました。

 

「フライトアテンダント」の仕事と「秘書」の仕事の違いは、何なのか?

 

ぜひ想像力を働かせて考えてみてくださいね。