Social trends

社会の動き

働き方改革、女性活躍推進、終身雇用の終焉、ジョブ型雇用、ジェンダー平等など外部社会環境が目まぐるしく変化しています。高度経済成長期モデルは終わりを迎え、企業は、組織のパラダイムシフトを迫られています。

 

終身雇用の終焉など、長きにわたり日本企業が採用していた「メンバーシップ型」雇用の限界が言われるようになりました。先駆けて、一部の日本企業では、「ジョブ型」雇用へとシフトする動きが見られます。

 

また、秘書として働く大半が、女性です。ジェンダー・ギャップ指数は、それぞれの国における女性活躍の状況を示す指標ですが、日本は、153カ国中121位(2019年発表、世界経済フォーラム調べ)と、先進国では圧倒的に低い数字となっています。また、第一子出産前後の日本女性の継続就業率ですが、53.1%(男女共同参画局ホームページより)というように、女性が継続して働く環境が整備されていない状況にあります。

 

これらは、秘書室に、秘書にどんな影響を及ぼしているのでしょうか?

秘書室の再構築がなぜ必要なのか

なぜ、秘書室の再構築が必要なのでしょうか?

なぜ、秘書室の再構築が必要なのでしょうか?

時代が変わり、すでに突入しているVUCA時代では、これまで以上に「経営層をしっかり補佐する秘書室」の存在が重要になります。なぜなら、VUCA時代では、「平常時」のような経営を行うというよりはむしろ、日々何が起きるのかわからないという「有事・緊急時」での経営を行うことが増えるからです。秘書室は、経営層のマネジメントに対応できる秘書人材の確保が必要になります。「有事や緊急時に経営層をしっかり補佐する秘書室」が求められ、「よりプロフェッショナルな秘書人材」が求められるようになるでしょう。

あなたの会社では、プロフェッショナル秘書人材を育成していますか?

また、「ジョブ型」雇用へとシフトする企業では、秘書のプロフェッショナル化が進みます。なぜなら、仕事(ジョブ)に応じて人をアサインするからです。

あなたの会社では、プロフェッショナル秘書人材を育成していますか?

あなたの会社では、プロフェッショナル秘書人材を育成していますか?

また、「ジョブ型」雇用へとシフトする企業では、秘書のプロフェッショナル化が進みます。なぜなら、仕事(ジョブ)に応じて人をアサインするからです。

あなたの会社では、秘書という「仕事=専門性」を持った人材はいますか?

あなたの会社では、秘書という「仕事=専門性」を持った人材はいますか?

AI(人口知能)と共存する時代では、一般秘書は、今後仕事がなくなる職業の上位にランクインしています。ルーティン業務である「事務」の仕事は、AIに代替されるでしょう。ですが、経営層のビジネスをサポートする秘書は、時代に合わせて秘書スキルのアップデートは必要ですが、重要な人材です。

あなたの会社では、秘書が事務的な仕事ばかりしていませんか?

あなたの会社では、秘書が事務的な仕事ばかりしていませんか?

「メンバーシップ型」雇用を採用している日本の大企業では、ジョブローテーション(人事異動)があり、秘書もジョブローテーションの対象者に該当します。そのため、2年間だけ秘書室で秘書として働き、その後、他の部署に異動するといった場合。人によっては、職務を完全に理解しないまま異動してしまうケースもあります。

あなたの会社では、今後秘書にどんな役割を担ってもらいたいですか? 経営の補佐ですか? 事業運営の補佐ですか? 役員の補佐ですか? 

「秘書の力」を「経営の力」として活かしていきませんか?