Message
代表からメッセージ
「秘書の力を活かせば、経営層の仕事の生産性が高まり、企業は成長する!」
現役秘書として10年間、秘書教育、そして、秘書に関する研究を始めてから9年が経とうとしています。2013年に「一流秘書養成スクール」を設立したきっかけは、ある秘書の「どうしたら楽しくやりがいをもって秘書の仕事ができるのですか?」と言う一言でした。それは、一人だけの秘書の言葉ではありませんでした。また、涙声で語る人も少なくなく、心からの叫びや訴えのようにも聞こえました。
その時私は、日本社会において、「秘書の力を活かしきれていない」「秘書が頑張ろうとしても多くの壁がある」「秘書の職業的地位が低い」ということに気づいたのです。同時に、優秀な人材を採用しているのにその能力を活かせる場がないことは、「もったいないこと」だと思いました。
秘書職には、「秘書とはこうあるべき」という固定概念や既成概念が多くあります。例えば、「秘書検定」のテキストに書かれている内容のみが秘書の仕事である、と思っていませんか?
日本の秘書検定のテキストとアメリカの秘書検定のテキストの内容には、大きな違いがあります。その違いは、「秘書の役割」の違いによるものです。本来、「秘書の役割」が定義されることで、「秘書の仕事」が決まります。ですが、日本社会では、秘書検定のテキストに書かれている「仕事の内容」が、そのまま「秘書の役割」だと認識する傾向が強く、それにより、秘書の仕事が「固定化」し、長く働く秘書のモチベーションが低下してしまうという悪循環に陥ってしまっています。
また、テレワークの浸透やデジタル化の加速により、補佐する役員と離れて(非対面で)仕事をするようになり、「これが秘書の仕事」だと思っていたことが実質的にできなくなり、「秘書の役割」を、さらに、「秘書の存在意義」を深く考えるきっかけになったことでしょう。
ですが、最初に「秘書の役割」を定義したらどうでしょうか?
そうすれば、様々な秘書の仕事やタスクが見出されるでしょう。秘書の仕事の無限性にも気づくはずです。秘書は創造性をもってクリエイティブに仕事をすることができるようになるのです。モチベーションが高まるのは言うまでもありません。
高度経済成長期、失われた20年を経験し、日本企業は過渡期を迎えています。これは、「これまでの秘書の仕事や働き方」が通用しなくなってきていることを意味します。秘書業界においては、「秘書の本質」をきちんと捉え、時代に即した新たな「秘書の役割」を考えなければならない時代に入りました。
働き方改革、女性活躍推進、終身雇用の終焉、ジョブ型雇用、ジェンダー平等など外部の社会環境の変化が、秘書の役割や仕事、働き方の変化を後押ししてくれています。今こそ、「秘書が変わる!」「秘書室が変わる!」チャンスの時ではないでしょうか。
「でも、どうしていいのかわからない」と思う方は、ぜひお気軽にご相談ください。
このホームページに辿り着いてくださった方は、これまでの方法ややり方では限界があると気づき、「秘書の働き方を変えよう」「秘書にもっと生きがいをもって働いてもらいたい」「秘書室を変えたい」という志を持ち、その方法を探していらっしゃるのではないでしょうか。
実際に「変えていく」のは、皆さん自身です。
旧来の考えから価値観から脱却し、働き方を抜本的に変えて、社員が働く環境を整えた方が、会社の業績が上がるということが明らかになっています。
2013年から培ってきた経験には、それぞれの企業において、秘書の本質とは、秘書の役割とは、秘書はどう働くといいのか、といった知見やノウハウが溢れています。その貴重な経験をもって、人材育成や組織開発、経営やマネジメントなどヒジネスに関する学術的な知識やデータとともに、全力でサポートさせていただきます。
もっと秘書の可能性を信じてみませんか?
日本秘書アカデミー
代表 能町光香
Profile
代表プロフィール
能町光香(のうまち・みつか)
人材育成・組織開発コンサルタント。
青山学院大学、京都芸術大学、The University of Queensland大学院卒業。京都大学経営管理大学院在学中。
大学卒業後日系商社に勤務し、留学を経た後、約10年間、ティファニー、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ファイザー製薬、ノボノルディスクファーマなど一流企業にて10名のトップ・マネジメント(社長や役員など上級管理職)を補佐するエグゼクティブ・アシスタントを務める。日本では数少ない上級米国秘書検定保持者。
その後、2012年に独立し、2013年に「一流秘書養成スクール」を設立。現在は、日本の秘書業界の「オピニオンリーダー」として、未来の日本に必要な秘書人材の育成を行うとともに、秘書室の働き方改革コンサルティングを精力的に行っている。講演や企業研修、本やコラムの執筆を通じて、「本来の秘書のあり方・役割」や「経営者と秘書の理想的な仕事の仕方」など秘書の本質に迫る内容を発信し続けている。また、京都芸術大学では、伝統文化の観点から日本人の「気遣い」について、京都大学大学院では、経営の観点から「ホスピタリティ」について学びを深めるなど、「秘書学」の研究を独自の視点で進めている。21万部ベストセラー代表作『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』など著書多数。