日本社会で、秘書といえば、「気遣いのプロ」「気配りの達人」「おもてなしのプロ」と言ったイメージがあります。
広く捉えると、「ホスピタリティのプロフェッショナル」。
先日、毎年研修をさせていただいている某企業様にて、「役員秘書研修」を行いました。
時代の流れや秘書の皆様の成長レベルや課題意識をもとに、秘書室長の方と一緒にテーマを決めています。
今年もオンラインでの実施でしたが、初回は研修を行い、1週間あけて、2回目はワークショップを中心に行いました。
本年度の研修テーマは、「秘書のホスピタリティをデザインする」。
なぜ今、秘書のホスピタリティをデザインする必要があるのでしょうか。
なぜなら、これまで100%対面での仕事だったのが、非対面で(オンライン上で)仕事をする機会が増えたからです。
それにより、秘書業務によっては、その仕方ややり方を大きく変えざるを得ない状況になったですからです。
対面でも非対面であっても、オフラインでもオンラインであっても、環境や状況に関係なく、ホスピタリティを示すことができるのが「プロフェッショナル秘書」。
コロナ禍になり秘書の仕事がどう変わったのかを再度確認し、アフターコロナ時代を見据え、秘書のホスピタリティをどうデザインしていけばいいのか、あるひとつの秘書業務を事例に挙げ、みんなでブレインストーミングをしながら、意見を交換しながら、考えをまとめていきました。
その時の私の役割は、ファシリテーション役。
現場で働いている秘書の皆さんのアイデアこそ、キラキラ光る宝石です。
今回も素晴らしい時間を共有させていただき、嬉しい気持ちでいっぱいです。
私は今、京都大学経営管理大学院の「サービス・ホスピタリティコース」に在籍しています。
アカデミックでの学びとビジネスでの実践、その融合をはかりながら、研修プログラムをつくっています。
1年後、秘書室や秘書メンバーが所属する部署が、どう変わっているのか、今から楽しみでなりません。
未来の秘書室の創造のプロセスは、まさに創造的で、とても楽しいですね!