今、秘書業界にも、人員削減といったネガティブな話しと、新たな時代に適応する秘書室を
創造するというポジティブな話しが入り混ざっています。
皆さんの会社では、どんな動きがありますか?
以前からお伝えしているとおり、これから「プロフェッショナルな秘書」が活躍する時代になります。
今、秘書室改革コンサルティングに携わらせていただいている企業では、アフターコロナ時代、5年後の未来を見据え、次世代型秘書の育成について真剣に取り組み始めています。
AI, DX, AR, VR・・・など英語表記ばかりですが、どれも、次世代のコアとなる技術であり、いづれ秘書の仕事にも影響が及ぶことは言うまでもありません。だからこそ、来る次世代を見据えた秘書の姿、つまり「次世代秘書」について考え、どんな仕事が求められるようになるのか、どんな秘書スキルが新たに必要になるのかを考えておく必要があります。
「未来」から「今」を見る。
5年後の「未来」を見据えて、「今」どんなことを整え、準備をしておくべきなのか、また変化を見据えて、自社にふさわしい秘書の役割や仕事について話し合うワークショップを行なう時、私は第三者としての立場でファシリテーター役ですが、こういうワークショップは、とても楽しいです。働き方は、今よりももっと変わっていきそうです。
すでに世界はVUCA時代に入っており、これまでのように「正解」を探し求めようとしても「正解」は存在しません。これまでの成功体験は通じないと思って、これからみんなで「創造」していくことが重要です。
コンサルティングをさせていただいていると、私は第三者的な立場で話しをする役目ではありますが、私もその企業の秘書室の一員になった気持ちがしてきて、様々な階層の人が
秘書の育成に取り組んでくむ皆様の姿を見て、とても感動します。
秘書の思いや考えをもとに、経営層と秘書管理職と秘書の3者の考えを丁寧に調整しながら、着実に一歩ずつ、次世代秘書の育成の道へと向かっています。今年1年続く長期的なワークショップになりそうですが、きっと1年後には、はっきりとした輪郭を持った新たな秘書像が明確に描かれていることでしょう。緊急事態宣言が解除され、オンラインとリアルのそれぞれの良いところをうまく取り入れながら進行させていけば、もう少し早く結論に至りそうです。今からとても楽しみです。