先日、経営行動学会という学会に参加しました。
日本企業にも「共感」が必要になってきた・・・
という発言がありました。
つまり、社長など上級管理職の方々のみならず
管理職の方たちはみんな
部下からの「共感」がないと
チームは動かない、組織は動かないということです。
「えっ?」
ほとんど外資系企業で働いてきた私にとって、
もうびっくりです!
つまり、「共感」がなくても
部下は我慢して、無理をして上の人のいうことを聞いて
仕事をしているというわけです。
私が働いてきた企業では、
部下の上司への共感がないと、
優秀な部下ほどいち早く他社へ転職してしまうので
上司の方が部下よりも自己改革のために必死です・・・!
そんな自己改革を進め、変容していく上司を見て、
「あ、私も変わらないと・・・」
という気持ちになり、
自然と部下は自己成長への道に導かれていきます。
そして、部下と「共感」できるような場面を持てるように
マネジメント層が優先的に時間を取るようにしています。
今週、こんな嬉しいことがありました。
オンラインで秘書研修を実施した時のことです。
事務職の経験は豊富にある方が、
秘書として働くようになりました。
「秘書の仕事って何だろう?」
「事務と秘書の仕事の違いって何かしら?」
と思いながら
不安を感じていらっしゃる中の研修でした。
研修も終わり、研修報告書を提出すると
すぐに秘書室長の方から連絡があり、
組織としてどんな体制をとっていくのか最善なのか
すぐに行動に移される準備に入られました。
一人前の秘書として成長できる「環境づくり」。
そんな環境に身を置いていると、秘書は、
「成長の機会を与えてくれている」
「問題にきちんと対処してくれている」
「真剣に秘書の働き方改革に取り組んでくれている」
と感じ、その嬉しさから
自然に前向きな行動をするようになります。
私は、第三者的な立場で
客観的に物事をお伝えする立場ですが、
今回の研修を通じて、
素晴らしい秘書室長の指揮・采配のもと
次回お会いした時に秘書室がどう変わっているのか、
とても楽しみです。
日本社会に、
笑顔で楽しく秘書として働く人を増やしたいと思う私にとって、
最高のギフトです。
もう、涙、涙ですね。
秘書室長や秘書部長の方は、
秘書が働きやすい環境を整えること、
そして、秘書と経営層の橋渡し役として
経営層に必要なことを提案する役割。
2021年、
秘書室改革のためのコンサルティングをさせていただくなか
ひしひしと感じたことがあります。
それは、コロナ禍になりもう間もなく2年が経過しようとするなか、
秘書室長や秘書部長、人事部長や総務部長など
秘書をマネジメントする立場の方が、
秘書室や秘書グループをどうマネジメントしてこられたのかによって、
もうすでに秘書の仕事、働き方が大きく変わってきたということです。
「変わる秘書室」と「変われない秘書室」
皆さんの会社では、
コロナ禍を通じて、どう変わりましたか?
また、どう変わろうとしていますか?
あまり変わっていないとしたら、
どんなところに原因があるのでしょうか?
ぜひ一度考えてみてくださいね。