一流秘書は、透明人間である。
拙著「エグゼクティブ秘書が教える一流の仕事術」
(日本能率協会マネジメントセンター)の中で
比喩的に書きました。
コロナ禍になり、
「その意味がようやくわかりました!」
「意味することが理解できました!」
という声をいただき嬉しいですね。
一流秘書は透明人間。
どういう意味でしょうか?
一流秘書は、
その場にいなくても=あたかも透明人間のように存在し、
役員をはじめ関わる人たち全てが円滑に仕事を進めていくことが
できる環境を整えることができる人材です。
ですから、職場で働いていても
自宅で働いていても、
どこで働いているかは、
そんなに大きな問題ではないということです。
むしろ、どんな場所で働いていても
役員を補佐できるだけのスキルを身につけ、
役員はもとより周囲が困らないような仕組みをつくり、
なるべく多くの人たちと信頼関係を築き、
他者や他のチームとの連携をとれるだけの「人間力」を
持っていることのほうが重要です。
秘書はこれからますます、
チームプレイで乗り越えることが
求められるようになります。
オンラインでチームプレイを発揮するためには
どうすればいいのか、
そう不安を感じた方もいらっしゃるでしょう。
コロナ禍になり、
自宅(職場以外)で働いた経験がある秘書の方であれば、
それは職場で働いているからこそできたことであることを
きっとお気づきになられたのではないでしょうか。
秘書が最も大切なのは、
他者からの「信頼」。
目に見えない「信頼」は、
本当にかけがえのない宝物です。
皆さんは、どう思われますか?