秘書職を取り巻く数多くの認知バイアス。
物事の判断をこれまでの経験や固定観念にしたがい、
合理的でない考えをすることを認知バイアスと言います。
日本社会では、今でも尚、
秘書職に対する認知バイアスが数多く存在します。
ですが、コロナ禍になり、
これまで長きにわたり維持されてきた
大きな認知バイアスが1つはずれつつあります。
その認知バイアスとは何でしょうか?
それは、「秘書は役員の側にいないと仕事ができない」という固定概念です。
これは、「秘書は常に役員の側にいるべきである」ということを暗に示していました。
ですが、コロナ禍になり働き方が変わり、
双方や自宅でオンライン上で仕事をする、
つまり、役員と秘書が離れて仕事をすることになりました。
実際に、そのような働き方をしてみてどうでしたか?
意外なことに、オンラインでも働くことができると感じた方も
いらっしゃったのではないでしょうか。
私は、2003年の時点で、
秘書として自宅で働くという経験をしていました。
その時、オンラインでできることと対面でできることの
双方のメリットを合わせたら、
今よりももっと仕事の生産性を高める仕事ができる!
と思ったことを今でも鮮明に覚えています。
オンライン上で働くデメリットは、もちろんあるでしょう。
ですが、一方で、オンライン上で働くメリットもあるわけですから・・・
オンライン上で働くメリットと対面で働くメリットを掛け合わせれば、
今よりももっと良い仕事ができると思ったんですね。
その時から仕事のやり方を変えていきました。
今から19年前ものことです。
「秘書は役員の側にいないと仕事ができない」ということに対してどう思いますか?