コラム / Column

秘書職を取り巻くアンコンシャス・バイアス

「秘書は、〇〇あるべき」

「秘書は、〇〇するのが当たり前」

「秘書には、〇〇はできないだろう」

 

秘書職に取り巻く

アンコンシャス・バイアスの根深さに

驚かされることがよくあります。

 

アンコンシャス・バイアスとは、

「無意識の思い込み」や「偏見」のこと。

 

各々の人の過去の経験や知識、信念や価値観をベースに

自動的に判断を行い、

何気ない発言や仕草、行動として現れます。

 

この秘書職に向けられるアンコンシャス・バイアスですが

誰から、もしくは、どこからくるのでしょうか?

 

実は、多方面から向けられています。

 

担当役員から

秘書部長など秘書管理職から

そして、

秘書自身からも。

 

アンコンシャス・バイアスは、

長い間同じ場所で同じメンバーで仕事をしていると

なかなか気づくことができません。

 

つまり、

アンコンシャス・バイアスであることに

気づかない状況がずっと続くのです。

 

アンコンシャス・バイアスが強ければ強いほど、

秘書職に多種多様な制限がかかります。

 

それらの制限は、

秘書の成長を阻んでいるケースが

ほとんどです。

 

第三者的な立場の人や

他社から転職してきた人などは

敏感に気づくことができます。

 

私は第三者的な立場として、

アンコンシャス・バイアスに気づいた時、

助言する立場であるため、

適宜お伝えしています。

 

AIやChatGPTが当たり前の世界において、

今でも尚、

昭和時代の秘書像を理想としていませんか?

 

もう、明らかに時代遅れですよね。

 

そうわかっているのに、

秘書室が変われない、

秘書が変われない理由は

どこにあるのでしょうか?

 

アンコンシャス・バイアスの巣窟になっていませんか?