コラム / Column

次の世代へ〜秘書職はどうなるのか?

暑さが和らぎ秋の気配を感じるようになりましたね。

四季のある日本が、これから二季になっていく

という話しを聞くと、

春と秋の季節のありがたみを深く感じます。

 

今年の夏を振り返り、

コンサルティングを中心に

各企業様の伴走をさせていただく中で

浮かび上がってくる日本の秘書業界の独特の事情に触れています。

 

2018年からコンサルティングを始めて6年目に入りますが、

その間に、新型コロナウィルス感染症拡大や

メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へのシフトなど

大きな動きがありました。

 

これらは日本企業の秘書職にどんな影響を与えているのか。

 

今、日本の企業の秘書職(やトップマネジメント)

に起きていることは「前代未聞」のことです。

 

よって、それぞれの企業様において

今後のアシスタント職をどうしていくのかを

「決める」重要な段階に来ています。

 

様々な企業の管理職の方と話しをしていますが

各社それぞれ目指す方向が違ってきています。

 

大枠そのものが異なっていたり、

大枠は同じですが詳細は異なっていたり。

 

コンサルティングを通じて

課題解決を行うだけでなく、

次の世代へとつなぐためのサポートをさせていただいています。

 

とても壮大なテーマですが、

この数年間の間に考え、決めておくべきことであり

やりがいを強く感じます。

 

次の世代へつなぐ。

 

今、その大きな過渡期にいます。

アシスタント職はどうあるべきなのか。

 

次の世代へつなぐために

どのようなアシスタント職を創造していきますか?

 

私が想像していた以上に

秘書職へのアンコンシャス・バイアスが強いですね。

 

「秘書と言ったらこうだよね」

「秘書と言ったらこうあるべきだよね」

というバイアス。

 

そのバイアスを少しずつ無くしていない限り、

時代にあったアシスタント職は生まれません。

 

秘書職へのアンコンシャス・バイアスは、

秘書室長など管理職が

秘書に対して持っていることもあります。

 

「うちの秘書には、そんなことはできない」

 

というアンコンシャス・バイアスです。

 

人にはそれぞれ才能があります。

 

その才能をただ活かす場がなかった・・・

そんなことはありませんか?

 

秘書のタレント(才能)とレベルを

秘書管理職の皆様に認知していただけるように

丁寧にヒアリングを行い、

その後、カスタマイズ研修を行っています。

 

カスタマイズ研修の前後では、

秘書管理職の皆様の秘書への見方が変わります。

 

もちろん、トップマネジメントが秘書に持っている

アンコンシャス・バイアスもあります。

 

 

次の世代の人たちは

今の秘書が行っている仕事を

心から喜んで行いたいと思うでしょうか?

 

御社でのアシスタント職は

他の部署の社員が憧れる職種でしょうか?

有能な人材が集まる職種でしょうか?

 

もしもそうでないとするならば、

それはなぜでしょうか?