コラム / Column

日本の秘書検定と米国の経営管理プロフェッショナル検定

米国には、

International Association ofAdministrative Professionals (IAAP)という

アドミニストレイティブ・プロフェッショナルための団体があります。

 

この団体は、

日本では、日本秘書協会に該当します。

 

IAAPが認定しているアドミニストレイティブ・プロフェッショナルのための

Certified Administrative Professionalsという検定があります。

 

全世界の人たちが必要条件に応じて

受験することができます。

 

本検定は、日本では、

「米国経営管理プロフェッショナル能力検定」

と訳されています。

 

これは、

アシスタントのプロとは、

「経営管理のプロフェッショナル」である

ということを示唆しています。

 

私が現役秘書の時に、

外資系企業で働いているのならば、

「アメリカの秘書検定を受けてみたら?」

と言われたことがきっかけで

受験することになりました。

 

その後、私は受験し、

1)CPA(経営管理プロフェッショナル検定)

2)CAP(上級経営管理プロフェッショナル検定)

の合格者です。

(*上記は、その当時の名称です)

 

CPAを受験するために

分厚いテキスト3冊を取り寄せた時、

日本の秘書検定との内容の違いにとても驚き、

その当時補佐していた役員がアメリカ人であったため

矢継ぎ早に色々と質問をしてしまったほどです。

 

その時に、アメリカのアシスタント職の実情について

色々と教えていただきました。

 

ぜひ、機会がありましたら

皆さんも日本の秘書検定のテキストと

米国の検定のテキストを見比べてみてください。

 

すべて読み通すのには時間がかかると思う方は、

せめて、その目次だけでも

見比べてみてはいかがでしょうか。

 

両検定では、

学ぶ範囲や内容、

難易度も大きく異なります。

 

また、合格後には、

現役秘書として働きながら

本検定の講師(マネジメント・経営分野を担当)を

勤めていました。

 

その時の受講生には

日本の大企業に勤務する秘書の方々が

多くいらっしゃいました。

 

彼女たちが私に訴えかけてきた言葉が、

日本秘書アカデミーの前身である

一流秘書養成スクールの設立へと

つながっています。

 

あれから、16〜17年が経ちました。

時が過ぎるのは早いですね。

 

その後については、

少しずつお伝えできればと思います。